[in Japanese 日本語]
野毛山を後にした私は関内で”驚きのランチ”と看板に大書してある寿司屋で昼飯をとった。
次に向かうは川崎のゲーセンである。目的は”ぺそギン”のゲット。某ブログでマスコット的な扱いを受けているこのキャラが川崎のゲーセンで入手できるという情報を聞きつけた私はブログの作者に自慢するためだけに川崎に向かった。ついたところはセブンアンドアイホールディングスの大型スーパー(なぜかヨーカドーという名ではなかった)。3Fの一部がゲーセンになっており、比較的手前にUFOキャッチャーがある。目ざとくぺそギンの台を見つけると私は陣取った。
考えてみるとUFOキャッチャーなど生まれてこの方片手で足りるほどしかやったことがない。しかも目的をもって臨むのは初めてである。よーするに要領がわからない。(:0;)
果敢に攻めるが一向に取れる気配がない。ひたすら減る100円玉。ひたすら増える絶望感。傍目にもサイクリングウェア姿でひとりで必死にUFOキャッチャーに向かうオヤジの姿は異様に見えたに違いない。
あわれに思ったのか店内をウロウロしている店員が台を開け、一羽のぺそギンを取り出し口近くにおいてくれた。
「ん!?そういやはじめたときもこの位置に一羽いたな。無理に持ち上げようとして変な場所にころがっちゃったけど。もしかして、コレ、持ち上げるんぢゃなくて、このまま取り出し口の方へ転がすのか?」
やってみるとあっさりその一羽は取り出し口に転がった。「わーい!!\(^o^)/」
続けて2羽目をなんとかしようとするが、どーにもならない。
また店員がやってきて、さっきと同じ位置に別の一羽をおいてくれた。
とーぜん、すぐに2羽目をゲット!
「・・・・・・。もしかして、店員さんにお願いするのも流儀なのか!?」
(中略)
瞬く間に3羽目、4羽目を入手し、意気揚々とゲーセンを後にした。
”これぞオヤジの社会実習!”などと、わけのわからんことを口にしつつ、早速上記の写真をくだんのブログに載せてみたが、作者の反応はない。「きっとくやしすぎて、無視してるふりをしてるんだ、そーだ、そーにちがいない。」
彼ら4羽が「轍」のお供として旅立つ日はそー遠くない。