Saturday, August 16, 2008

Narrow Road to the Interior - Stage 5, day 7

[in Japanese 日本語]
早速ですが問題です。

右の銅像は本日訪れた場所で撮ったものです。誰でしょう?

正解は松尾芭蕉です。かなりでかいです。駅前に聳え立っています。




おくのほそ道は終了しています。当然ココはその道程上ではありません。ではココはどこか?
ヒントです。本日の昼食です。
牛丼です。大盛りで1050円です。大満足です。

ヒントその2です。ココではこんなことをやっています。
忍者ショーです。手裏剣を投げる実演もありました。本物の手裏剣が板に突き刺さる時の音はかなり重いです。あんなものが人間に刺さったら一発で死んでしまいます。


三重県桑名から自転車でいける距離で牛が名物で、忍者で有名なところ。そうです、ココは伊賀上野です。
伊賀というとやはり忍者というイメージが強いですが、実は松尾芭蕉はココで生まれたんですね。芭蕉の生家やお弟子さんの庵などがあります。という訳で来てみました。

冒頭の写真の銅像は本当に大きいです。おくのほそ道の道程上のどの銅像・石像よりも大きいです。さすが生地です。
街中には芭蕉のさまざまな句碑がありました。「古池や」「夏草や」なんでもありです。さすが生地です。
上野公園には松尾芭蕉生誕300年を記念する建物として俳聖殿があります。
でかいです。巨大です。さすが生地です、と言いたいところですがちょっと大きすぎて不気味な感じがします。やりすぎではないでしょうか。



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Uターンラッシュは既に始まっている。ケータイで最終の喫煙新幹線のチケットを確保して、新大阪に行き先を定めた。伊賀上野を出発したのはなんだかんだで15:45。ここからは山がちなルートなので時間通りに着けるか多少の不安がある。まあ、木津(京都府)から京都駅を目指してもいいし、最悪輪行してもいい。そうだ自由なのだ!!

18:00頃木津についた。R24(奈良街道)を進めば京都駅、R163(清滝街道)を進めば、大阪だ。距離はおそらく大差がない。しかし大阪行きのR163にはまだトンネルがある、ということはまだ上りがあるのである。R24は以前走ったことがあるので問題なく京都駅にたどりつけることは分かっていた。
少し迷ったあとでR163大阪への道を選んだ。

大阪府内に入った。清滝トンネルへの最後の上りは交通量が多い。のそのそと上る。程なくトンネルの入り口に着いた。「どーやら大阪(への時間内の到着)は大丈夫そうだな。」
トンネルの中は下りだった。1km以上あるトンネルを抜けると下り坂は急になり、いきなり視界が開けた。
夕焼けと眼下に広がるのは大阪平野の市内の街並み。すでに街は暗くなってきているのだろう。灯かりが点き始めている。絶景だ。
「大阪を目指してよかった。これがおくのほそ道完走の御褒美かな。」そう思った。
(後で調べてみるとココは夜景のビューポイントとして地元でも有名なようです。そりゃキレイだわ。偶然選んだ道なのでつくづく引きが強いと思った次第。やっぱり御褒美でしょう。)



23時23分、新幹線は新横浜駅に到着した。駅を出るとゆるやかに風が吹いていた。思っていた程気温も高くない。
「横浜はもう秋か。」
季節は変わっていた。



と言う訳でおくのほそ道一巻の終わりっ!