[in Japanese 日本語]
オレの名前はボブ。冥王星の惑星復帰のため、地球に単身赴任中だ。
例の支援者から連絡がきた、
「ボブさん、できました!」
興奮気味だ。
「どうした?なにができたんだ?気象庁との会見の準備か?」
「ちがいますよ。”おくのほそ道”ですよ、”おくのほそ道”。ほらボブさんと最初にお会いした時の。」
「ほぉ、できたのか。」
「はい、トータル1002枚、全5冊の超大作です。ほら見てください、ボブさんの雄姿もここにちゃんとあります。」
「なかなか良くできてるじゃないか。だが完全ではないな。98パーセントぐらいの完成度にしかみえないが。」
「98パーセント?冗談じゃありません。現状で”おくのほそ道 -ステージ2 『観光』”の性能は100パーセント出せます。」
「背表紙と地図の一部は付いていない。」
「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。」
「アルバムの見方はさっきの説明でわかるが、私の写真な、あれでウケるか?」
「ボブさんの猫としての能力は未知数です、保証できる訳ありません」
「はっきり言う。気にいらんな。」
「どうも。」
「気休めかもしれませんが、ボブさんならうまくやれますよ。」
「ありがとう。信じよう 。」
「ところでこれを普段見るにはどこのURLにアクセスすえばいいんだ? ルイとグレにも教えとかんとな。」
「・・・・・・・・・・。」
「んっ?どうした?どこのURLだ?」
「あのぉ、・・・・。」
「どうした?はっきり言え!」
「実はサイトのほうは未だなんで・・・。」
「何っ!どう言うことだ!27日までと言ったじゃないか!」
「いえ、ですからそれはアルバムの話で、サイトの話では・・・。」
「バカヤロウ!それじゃ何の意味もないじゃないか、もうルイにもグレにも教えてあるんだぞっ!オレの面目丸つぶれじゃないか。だいたい27日っていったら普通だれでもサイトのアップだと思うだろ。そうだろ?(グチグチグチ・・・。)」
「・・・・・・・・・・・。」 (ブチッ!)
「フツーだかなんだか知りませんけどね、アタシは一度も”サイトが”なんて話はしてないんですからね。あんたが勝手に勘違いしたんじゃないですか。27日って話だって、あんたが無理やり言わせたようなものじゃないですか。だいたいね、アタシはこの支援活動だってボランティアでやってるんですから。こんなに苦労してここまでやったのにそんな言われ方されて。面白くないので今日はこれで失礼します。」
「・・・・・・。」
逆ギレされてしまった。地球人にはあまりキツくあたらないほうが良さそうだ。以後気をつけることとしよう。
と、言うわけで”おくのほそ道 -ステージ2『観光』”堂々の完成!(Sora)