[in Japanese 日本語]
中途半端になっていましたので、最終日の報告を。
四日市のホテルで朝飯をとり、サドルにまたがった。
本日の目的地は名古屋。新幹線に乗るためだけの行先だ。
が、本日は名古屋の前に昨年訪れたおくのほそ道のゴールである桑名にちょいと用があった。
桑名といえば蛤(おくのほそ道の最後の句は芭蕉が桑名で蛤を詠んだもの)だが、実は商店街の中に焼きはまぐりを食べさせてくれる店があるという情報をおくのほそ道完走後に得ていた。「むむっ、私としたことが。それは一大事だ、いつかいかねば。」と思っていたら、あっと言う間にそのチャンスが訪れた。
ペダルを踏む足が軽い。「やっきはま~、やっきはま~。」お気楽ランである。
店の名前は覚えていなかったが、桑名の寺町商店街にはいっていくとその店はあっさりと見つかった。
店の名前は貝新フーズ。聞けば江戸時代から続いているそうで、写真の若旦那は16(?)代目だとか。由緒正しいお店なのである。
早速蛤を焼いてもらった。
皿に出されて「さて食べよう」と思ったら、テーブルの上に醤油がない。「あの、」と言いかけて言葉を飲み込んだ。(まてよ、ここはもうすぐ関西の地、ひょっとして醤油を付けないのが流儀なのか・・・。)
そのままパクリといただいた。
「うまいっ!(^o^)」
二皿たいらげた。
若旦那:「お昼(ごはん)はまだですか?」
Sora:「・・・(この焼き蛤が昼飯のつもりなのだが)。」
若旦那:「少しいったところに、『みくに』という蛤を食べさせるところがあります。江戸時代の船着場も近くにあります。蛤フライがお勧めです。」
早速行ってみることにした。
周りの観光客らしきひとたちが、豪華な定食を注文するなか、ひとり「蛤フライください。」
「うまいっ!!!(^0^)」
轍全開である。
(今後もおくのほそ道で忘れていたとこ、知らなかった食べ物等あれば、今回のように機会があれば訪れ、追加していくつもりです。)
桑名を出るとあとはいよいよ名古屋を目指すだけとなった、2月に購入したMotorola S605で地元のFMを聴きながら呑気に進む。
リクエストされる曲とパーソナリティが話す内容は圧倒的に忌野清志郎とRCサクセションだ。
おくのほそ道自転車旅の先輩である清志郎の訃報と、私がまた桑名を訪れたのには何かのつながりがあるのかもしれない、などと自分勝手なことを思う。
「雨上がりの夜空に」を聴きながら名古屋の街に滑り込んだ。
今回の旅のタイトルは『目指せ名古屋2』。轍の記念すべき初ツーリングに使ったそのタイトルを14年振りに使うことに決めた。
Saturday, May 16, 2009
2009 GOLDEN WEEK, Day 6
posted by Sora @ 11:06 ---- Guestbook ----
labels: e-WADACHI.com, long ride, Narrow Road to the Interior